古来より利府の人々を
見守り続けた樹木たち。
今回の記事には
掲載できなかったが、
利府町最古の樹は、
600年以上にもなるという。

記事内は、
サクラ編・大樹編 と2部構成。

利府の名木たち (サクラ編)

●樹種名:ソメイヨシノ
●推定樹齢:約100年以上
●幹 周:1.6m
●樹 高:約8m
●学 名:Prunus X yedoensis cv yedoensis
本町の象徴ともなっている利府城後の歴史については、利府町誌に詳しく載っています。現在は町が公園として環境整備を行い、町民憩いの場として親しまれています。そうした背景には、この史跡を貴重な文化的遺産としてとらえ、後世に伝えようとした地元有識者の協力があったことは公園内にある「愛園の碑」が物語っています。それによるとこのサクラは明治44年(1911 )に植樹されたと記されています。


●樹種名:ソメイヨシノ
●推定樹齢:約100年以上
●幹 周:1.9m
●樹 高:約8m
●学 名:Prunus X yedoensis cv yedoensis
樹齢100年以上のサクラ並木。サクラの木とともに利府小学校の伝統の大きさが伝わります。


●樹種名:ヨシノザクラ
●推定樹齢:約350年以上
●幹 周:3.6m
●樹 高:約25m
昔周辺農家は、このサクラの開花に合わせて、イネの種モミを苗代に蒔いたことから、この名称が言い伝えられたと言います。また、この種のサクラは、県内にも数例しかない希少種であるとのことです。


●樹種名:シダレサクラ
●推定樹齢:約300年以上
●幹 周:左側3.2m 右側2.9m
●樹 高:約15m
●学 名:Prunus Pendura cv Pendula
シダレサクラは、エドヒガンの園芸種とされ、枝が大きくしだれるのが特徴とされています。サクラは、平安時代ころから品種改良が行われていたとされ、人為的な改良や自然の実正による変異、野生のものから選抜育成などで200種類以上があるとされています。

●樹種名:シダレサクラ
●推定樹齢:約200年以上
●幹 周:2.0m
●樹 高:約10m
●学 名:Prunus Pendura cv Pendula
弁天さまのサクラと同種ですが、比較すると花の色調がやや紅色が濃いもので、シダレサクラの仲間のベニシダレあるいはヤエベニシダレの可能性もあります。



●樹種名:ヤマザクラ
●推定樹齢:約350年以上
●幹 周:4.0m
●樹 高:約15m
●学 名:Prunus jamasakura
古来から利府町はサクラの名勝地としてとらえられていました。今から数千年前、源義家が詠んだ「吹く風を 勿来の関と思うへども吹く風そよぐ 山桜かな」という和歌にもあるように、勿来の関あたりはヤマザクラが多くあったのでしょうか。
補足:老朽化により倒木、現在その姿を確認する事はできません。


●樹種名:シオガマザクラ
●推定樹齢:約150年以上
●幹 周:1.5m
●樹 高:約15m
サクラは平安時代ころから庭木として親しまれてきました。この頃から品種改良が行われていたそうです。シオガマザクラ(塩竈神社境内にある)は、昭和15年に国の天然記念物に指定された名木です。利府の初代シオガマザクラは台風で倒れてしまいましたが、2代目が美しい花を咲かせています。サクラの特徴は、花がうすい紅色、めしべが緑色で、小さな葉に変化するのが大きな特徴とされています。日本古来のサクラの一種とされています。
補足:現在場所を確認中です、情報提供いただける方是非コメント欄まで。
利府の名木 (大樹編)
●樹種名:シダレヤナギ
●推定樹齢:約200年以上
●幹 周:2.3m
●樹 高:約15m
●学 名:Salix subfragilis
かなりの年数とみられ、幹の半分は空洞化しています。
補足:現在は伐採され、もうその姿を見る事はできない。ストリートビューは2011年当時の木の姿である。


●樹種名:イチョウ
●推定樹齢:約400年以上
●幹 周:8.0m
●樹 高:約50m
●学 名:Ginkgo biloba
利府町誌によれば、今から400年前、利府城跡の留守政景の娘の安産を願って「乳イチョウ」の下に神社をおまつりしたと伝えられているそうです。(諸説あり) 利府小学校の裏手にあります。
補足:小学校裏手の山道の分かりにくい道の方を登ると辿り着けます。


●樹種名:アカマツ
●学 名:Pinus densiflora
日本三景松島は、世界的に見ても数ヶ所しかない多島海と呼ばれる地形と、その背景となっている緑豊かな山で見事な景観となっています。


●樹種名:シンチュウナシ
●推定樹齢:136年
●幹 周:1.0m
●樹 高:約2m
●学 名:Pyrus hondoesis
本町で梨が栽培されたのは今から約100年前の明治17年に、日野藤吉氏によってはじめられたとされています。



●樹種名:ヤマナシ
●推定樹齢:約300年
●幹 周:2.5m
●樹 高:約10m
●学 名:Pyrus Pyrifolia
梨の原種とされ、品種改良されて現在の梨があるといわれています。実は小さくゴルフボールのサイズだそうです。この木は、一度倒木した木から出た枝が、この大木になったものです。
補足:現在のウジエスーパーの裏手にある個人宅内に自生していたが現在は伐採された。


●樹種名:シラカシ
●推定樹齢:約200年以上
●幹 周:2.6m
●樹 高:約25m
雷神社のシラカシは、神社の境内の中央にあり、御神木でありましょう。


出典、利府町の名木・古木
(吹き出し文章はフィクションです。笑)
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