あなたと私が夢の国♪
森の小さな教会で結婚式をあげました〜♪
照れてるあなたに♪ 虫たち〜が♪
はい! 本日は早朝、修行先の圃場にて。
梨の木へ薬品散布でございました!
朝6時開始じゃ♪
だから睡い〜〜よ。笑
そんな朝作業にも理由があり。。
朝は日中と比べ、比較的風が安定しているので。
薬剤散布に適しているのです。
(作業する方は睡いですがwww)
気温も25度以上になると薬害を起こしてしまう恐れがあるので、
薬散布は朝作業が最も適しているのです!
薬散布は…時期により…
「殺菌剤」
「殺虫剤」
「防ダニ剤」
のいずれかを、梨の成長過程を見ながら。
良きタイミングで散布するとの事で、今回は黒星病・赤星病対策の…
『殺菌剤』の散布でした!
(薬剤散布は病気・害虫から梨を守るために行います。
薬剤は厳しく定められた使用基準を守り、
飛散防止・周辺環境にも配慮しながら使用します。)

\\これがスピードスプレイヤーです//
スピードスプレーヤーという薬剤散布用の車を使い、年に数回殺虫剤や殺菌剤を散布します。
赤い色印象的でまるでてんとう虫の様な可愛いフォルム!
効率よくかつムラなく散布することができる優れものです。
スプレイヤーと呼ぶには可愛げがないので、
ここでは「てんとうむし号」こと「てんちゃん」と名づけようと思います。笑
冒頭の「てんとう虫のサンバ」はこれの為ですwww
この「てんちゃん」に薬剤を投入して、圃場を周るわけですが、、、
いったい何を入れるのーーーーー!?

これです!!!(きちんと量を計ります。)
殺菌剤にも様々な種類があり。
今回は「スコア」という薬剤を使用します。
(薬剤に種類もめっちゃあるんですよーーーー!! 覚えるの大変だっちゃ!!)
大変…ですが!!
どのタイミングで何を散布すれば良いのか??
まとめ。の様なものがあるのです。

↑↑これです↑↑
後は、圃場によって気温なり、
育てている梨の品種・木の状態・周囲の環境など。諸々違いがあるので、
それは肌感覚で随時対応し散布回数を増やしたり、
減らしたりしていこう!!って感じかなと思います。

きちんと計量したものを投入します。

投入口を閉め、「てんちゃん」発進します!

薬品散布時の様子です。高く霧状の薬品が舞い上がります!
この様な感じで圃場をまわり、ムラなく薬剤を散布していきます!
「てんちゃん」
走る走る!!
がんばって!!!
「てんちゃん」が走った後の、梨の枝を見ると。。
若干濡れているのがわかりますね!!
これがきちんと散布出来ている証拠なのです。

↑↑水が滴り落ちているのがわかります↑↑
以前、書いたブログにて。
「鱗片 (りんぺん) 取り」
という作業を行いました。

蕾の下にある、茶色いものを取る作業の事を、「鱗片 (りんぺん) 取り」をいうのですが。
手で取るのには限界があります。
この「鱗片 (りんぺん) 」の中に梨にとって天敵である「黒星病」が潜んでおり、
この鱗片の中で越冬し、、生き残った「黒星病」が梨に悪さをするのです。
そこで今回の様な、殺菌剤散布という作業が大切になります。

人の手で、鱗片を取り。
薬剤を散布し、殺菌をする。
この行程を経て、美味しい梨が出来上がるのです!
「てんちゃん」を使用した後は、きちんと掃除をします。
こっち側を洗車して。

「はたらくくるま! てんとう虫号!!」
反対側も洗車します!

後は、車を乾燥させて車庫にしまい。
今回の薬剤散布作業は終了です!
ちょっと。。疑問が。
「梨とか果物とかってめっちゃ薬を使ってるじゃん!?」
大丈夫なの?
と思われる方ももちろんいます。
しかし、梨栽培には薬は必要不可欠で、薬を使用しない場合病気にかかる。
また、害虫が大量発生しその年の梨が採れなくなり、
私たちが普段食べている梨を食べる事が出来なくなってしまいます。
薬は、登録に際して毒性評価を行い、
人畜などへの害がない量的な範囲を作物残留などの基準として定め、
この基準を超えないように使用方法が決められています。
梨の樹はとてもデリケートなので、
薬を使用しないと樹が病気にかかったり、
葉は害虫に食べられるなどの被害を受け、樹が枯れてしまいます。
生産者さん皆一人一人使用基準を守って使用し、
きちんと安全確認を行なっているので
安心して食べることができるんですよー!!!
なので安心していただければなと!!!
ありがとう。「てんちゃん」
さぁ、今日もうめぇ利府梨作るために頑張るど♪
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てんちゃんカッコイイですね!
梨農家になって初めて見た車です。笑
そうなんです!いい感じです!