狙った所に、芽吹かせる方法とは?
剪定は果樹の
「休眠期」(冬時期)
に行う事が基本です。
その剪定作業を進める
「切り口の角度」
これがかなり重要な事でして…
良き角度で、剪定を行うと。
隠れていた芽…
「潜芽」(せんが)を、
大体狙った所に生やす事が可能に。
この切り口の角度を意識すると
剪定に続く梨作業が、
ずいぶんと楽になります。
例えば、こんな切り口です!

木の枝に対し、斜めにノコギリの刃を入れる。これで潜芽が目覚めるのですね。

ちょっと切り口の角度が甘いですが、下部の「しわ」部分を残すような切り方がミソなんです。
ノコギリの刃を斜めに入れると、
こんな感じになります。


どうしてこの切り方で、狙った箇所から潜芽が出るのか疑問です…

きっと、もう少し暖かくなるとわかるのよね、4月下旬ころになれば。
ここで疑問。
どうしてこんな切り方をするのか??

将来的にこの角度から枝を生やしたいのです!

4月下旬。
気温が高くなり、
梨の木から葉が出てきました。


あ!! 下部分から葉が出てる!

今回は切り口の「しわ」を残す角度が甘かったですが、切り口で養分をストップさせて「しわ」に隠れていた潜芽に養分が集中、それに刺激されて芽が出てきたと。

本当だ! という事は、しわの残し方で、ある程度葉が生える所をコントロールできるってことよね!!!
切り口の角度で「狙い通り」の姿に。
狙い通りに芽が出て、
葉が生える。
= めちゃくちゃ嬉しい!!!
- 狙い通りの場所から芽が。
- ゆくゆくは、こんな枝が生えます。
葉はいずれ梨の実をつける、
立派な枝となります。笑

上手く剪定を進め、木を理想の形に変えてゆく…。

早い話、梨の木を自分色に染めてやるぜって事よね。w

そうですww まじめな事を言うと、剪定時、根本の「しわ」残すか残さないかで、芽吹き方が変わって来るのですよ。

ふむふむ、なんだか不思議ね!!
適切な処理を行い。
狙った箇所から芽が生えると
嬉しいものです。

剪定のポイント (しわ残し切り)
この根本の「しわ」部分に、隠れた「潜芽」が潜んでおり、切り口部分で養分をストップさせる。すると、隠れた潜芽に養分が集中、それに刺激され芽が出てくる。この特性を活用し、将来枝を生やしたい角度の「しわ」を残します。

素人にはわからないのだけれど、枝を生やしたい角度のしわを残しつつ剪定を進めればいいって事よね??

その通りです!! 来年一緒に剪定やりましょう。笑
ちなみに、
樹勢が強いとこうなります。笑
- 芽欠き前。
- 芽欠き処理後、一つに絞ります。

この場合は、不必要な角度から生えた芽を欠き、将来伸ばしたい方向に生えるものだけを残し、そこに養分を集中させ育てます。

細かい作業だけど、大事なのよね。。
引き続き。
葉を生やしたい角度で
「しわ部分」を残しながら、
剪定を進めます。
- 剪定作業前の写真。
- 剪定後の写真。余計な枝を切りました。

剪定後は枝の数がすごく少なくなってる!! それに棚に枝を結んでる??

きちんとした場所から枝を生やしたく、角度を付けなから「しわ残し切り」をしています。剪定の次は、誘引(ゆういん)という作業に入ります!! それはまたの機会に書きますので!
もう一つの剪定のポイント 「上芽残し切り」とは。
剪定作業には、
もう一つのポイントが。

剪定のポイント (先端の上芽残し)
先端の芽が、光合成で作られた養分と、根から吸い上げる養分を運ぶ「ポンプ」の役割を担います。

枝の先端部分は、こんな形にしましょうね、将来梨はこうなりますから。笑 常に梨ができるイメージを頭に入れて作業しましょうー!


先端の芽の光合成養分 と 根からの養分の ダブル養分の通り道に梨をならそう。という事ですね!!!!! 確かに、梨が大きくなる理由がわかったような気がします。

正解です。「しわ残し切り」と「先端の上芽残し」の理解があれば、剪定作業もスムーズに進められると思います。
そして 剪定した後は、
枝の処理が本当に大変です。笑


すごい量ですね…これは運ぶのも一苦労ですね。焦

これを機に吉川さんも体を鍛えましょう!!

実は、利府にきてから10キロ増量してしまいですね…精進します!!!笑
そそ、忘れちゃいけない。
剪定後の切り口に、
殺菌剤塗りも。


この緑の薬を塗らないと、切り口から病気が入ってしまうのでこの作業も重要なのです!!

この作業なら、私にもできそう!
剪定作業を終え、
次は、「誘引作業」に入ります。
引き続き頑張りますよー!!


今年も、おいしい梨づくり宜しくお願い致します!!

ガッテンだ!!ww
(吹き出し文章はフィクションです。笑)
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