利府語辞典
語りによる「利府」
町の図書館にて
利府に関する本を探すなど。

良き本を見つけましたので、
ここに記録致します。


宮城・利府弁を学んでみよう!
あ行 から わ行まで。
利府弁を学んでいきましょう〜!
・あえこ:間(あいだ)
・あおたれ:顔色の青ざめた者
・あおのけ:仰向け
・あがる:物を踏む
・あがっこ:小さな子供
・あきさか:初秋
・あがやま:ヤマカガシ(へび)
・あく(へい):灰
・あくしょん:くしゃみ
・あぐど:踵(かかと)
・あぐでつく:悪口をいう
・あげろ:赤色
・あさっぱら(あさま):早朝
・たねる:物を探す、かきまわす
・あずだす:思い出す
・あっぺとっぺ:とんちんかん
・あなっこ:あな
・あばぐつ:大きい口
・あぜや:行きましょう
・あべ:行こう
・あほんとする:ぼんやり
・あればれ(あのなす) (ほれ):あのネ
・あるすっぺ:あるでしょう
・あんだ(うぬ):あなた
・あんだえ:あなたの家
・あんつぁん:兄さん
・あんべわるい:病気だ
・あんずく:思い出す
・あんでねいが:あるでしょう
・いがす:よろしい、はい
・いったりきたり:往復
・いぎなり:急に
・いぎっぽつだえ:息苦しい
・いぎのみ:丸呑み
・いいあんべ:いい加減
・いぐね(えぐね):屋敷まわりに
・うぎあがる:水面に浮かぶ
・うざねはく:難儀する
・うさんこ:うさぎ
・うすぺら:薄い畳、ござ
・うだうだ:そうですよ
・うったげぇ:かわるがわる
・うんだね(そうだっぺっちゃ):そうです
・うな(おめ):お前
・うないがだ:田・畑を耕し畝を作る
・うるがす:湯水に浸す
・うるげす:柔らかになる
・うんだべっちゃ:そうだね
・ええごど:良いこと
・えがすぺ:よろしい
・えぐねえ:良くない
・えげすかね:好かない
・えらっぽい:いがらっぽい
・えすけん:ジャンケン
・えずっぱり:強情
・えっぺに:たくさん
・えんぴんたがり:気難しい人
・おいだみかける:費用をかけさせる
・おがす:育てる、おだてる
・おがた:妻
・おっか(おがつあん):お母さん
・おがつい:おかしい
・おがる:成長する
・おごうご:漬け物
・おごで:御香代
・おごあ:赤飯
・おしょすい:恥ずかしい
・おしめ:おむつ
・おだつ:ふざける
・おれさま:雷
・おんつぁん:叔父さん
・あんつぁま:伯父さん
・おんぱる:負ぶさる
・おだち(良い):もっと食べる
・おったがる:寄りかかる
・おんかね:恐ろしい
・おづけ:お汁
・おっぴさん:曽祖父母
・おでんとさま:太陽
・おどげ:冗談、あご(顔の一部)
・おはやげす:おはようございます
・おばんなりすた:お晩でございます
・おぷる:おんぶする
・おふるー:お振舞
・おへずれ:お世辞
・おぽこ:幼い女の子
・おまんま:ご飯
・おっかぶだつ:ままごと
・おやがた:兄
・おらえ:私の家
・がおる 弱る:困る
・がが(おがだ):妻、母
・がぎご:子ども
・かけがあす:挨拶
・かくえる:食わせる
・かだっぽ:一方
・こうずばぜ:はぜ
・かつける:なすりつける
・かばねやみ:怠ける
・かっちゃん:お母さん
・かっちゃく:ひっかく
・かつあれ:盗む
・かでひと:がんこな人、ごまかさない人
・かど:にしん
・かなげっちょ:小さなトカゲ
・かぶづく:噛みつく
・からめんどう:面倒臭い
・からみ:手ぶら
・がけっぷす:崖
・かんじょ:便所
・かんなげっちょ:とかげの一種
・かんね:食えぬ
・かんます(かっけす):かき廻す
・かんざんでえす:痩せ
・かんだがれ:子供の口のまわりの汚れ
・かんまざる:入り込む
・きかず:乱暴者、(耳が悪い)
・きかね:いうことをきかない
・きかっと:きちんと
・ぎぐずぐ:骨身にこたえる
・きょろまかす:からかう
・きしゃず(しっくず):おがくず
・きっぱつける:傷をつける
・ぎっぐらごし:腰筋肉の痛み
・きなあくせ:焦げ臭い
・きどころね:うたたね
・きのな(きんな):昨日
・きぼっこ(きぼこ):こけし
・きりこみ:いかの塩辛
・ぎりすぺ:義理を果たす
・きりばん:まな板
・くいげる:食い終わる
・ぐえら:急に
・くさもず:よもぎ餅
・くずす:お金を細かくする
・ぐずらぼ:気難しい人
・ぐずらもずら:ぐずぐず
・くっしゃび:蝮(まむし)
・くっぐる:目を閉じる
・くっちゃぶる:しゃぶる
・くっつい:満腹
・くっつぐ:粘る
・くっどき:来るとき
・ぐりっと:ひとまわり
・けえすで:釣銭
・げぇろご:おたまじゃくし
・げぇろっぱ:車前草
・げぇろびっち:蛙
・けさえ(けえんか):下さい
・けす:鳥の糞
・けっちゃ:逆さま
・けっちゃまくり:衣服の裏返し
・けっつ:尻
・けっぱつく:蹴飛ばす
・けっぱり(もち):堀や河にはまること
・けぶて:煙い
・けらいん:下さい
・けろっと:平気で
・けんけん:片足跳び
・けんこ:貝
・こえなあ:疲れた
・ごおっつぉ:ご馳走
・こげら:鱗(うろこ)
・こごまる:しゃがむ、かがむ
・ございん:来なさい
・ござりせん(ござりえん):ございません
・ござりす:ございます
・ごしゃぐ:怒る
・ごっしゃげる:腹が立つ
・こっしゃげ:着物の腰上げ
・こったなもの:こんなもの
・こっちゃ:こちらへ
・こっつ:こちら
・ごでっちり:たくさん
・ごねんしゃ:念を入れる
・このげ:眉毛
・ちょろまかす:ごまかす
・こっぱしい:ご飯のかたい様
・ごんど:芥・塵
・ごんぼ:ごぼう
・こんもり:子守、こうもりがさ


・さきっぺ:先端
・さがさ:上下などのさかさま
・さごす:糠
・さぐりきり:畑の土寄せ
・さっかけ:下屋
・ざっとむかす:ちょっとむかし
・さっぱど:さっぱりと、きれい
・さっぺする:余計な世話をする
・されかまね:一切かまわない
・ざんまいす:お手玉
・ざんぎり:おかっぱ
・ざんぎりこ:おかっぱ頭
・しぇずねがぎ:うるさい子供
・しおびき:塩鮭
・ししゃげる:へこむ
・ししゃせ:死亡通知をして回る人
・ししゃます:もてあます
・してこび:おでこ
・しっしょは : 風呂
・しっちり:精一杯な様
・しびた:果物のへた
・しびたれ:ケチ
・しゃがむ:かがむ
・しゃっこい:冷たい
・しかってけろ:よけてくれ
・しづらかす:よくしゃべる事
・しゃでっこ:弟
・じゃまっぱり:邪魔をする
・しゃね:知らない、仕方がない
・しやねうちに:いつの間に
・しゃれ:よける
・しゃぼもろ:シャベル
・しょっぱい:塩辛い
・しょで:最初
・じょんた:上手だ
・しょんべ:小便
・しんまがり:型が崩れる
・すかすっぺ:音無の屁
・すがり:蜂
・すぐだまる:うずくまる
・ずぐだれ:役立たず
・ずぐごねる:駄々をこねる
・すける:助ける、手伝う
・すすおどり:獅子舞
・すずなめ:しまへび
・すっかげる:挑む、からむ
・すっこって:するならば
・すっぱね:裾にはねる泥
・すっぺ:やりましょう
・ずべら:ずぼら、またその人
・すまこ:隅
・すまぶり:宴会などで最後まで粘る人
・すみる:凍みる
・ずらっぱげ:頭が全部はげ
・ずらもの:とんでもない人
・すわっぴり:ケチなこと
・ずんけね:煩わしい
・すんけたがり:狂う人
・すんべ:心配
・ぜいごもの:田舎
・ぜいごたろう:田舎者
・せえづづ:金槌
・せまっこい:狭い
・そぐねる(そごねる):失敗する
・そうだすぺ:そうでしょう
・そっしゃ:そうです
・そったらもの:そんなもの
・そっつさ:そちらへ
・そでねぇ:そうでありません
・そっぺねえ:愛想がない
・そでがす(んでがす):そうです
・そべぐる:失敗する
・そべっこ:甘えっこ
・そべえる:甘える
・たがらもの:無能者
・たごてんばた:凧
・ただむしょ:むやみやたら
・たなけっつ:出っ張った尻
・たてる:郵便物を出す、風炉を沸かす
・たがぁる:虫や人がたかる、気が狂う
・たまげて:大変に
・たまげる:驚くさま
・たまに:時々
・ため:肥桶、下水等を溜める所
・だら:人肥
・たれか:仮病でうずくまる人
・たろし:つらら
・たんこ:胆汁
・たんぱら:短気な
・たんぺ:唾液
・だんぺ:女の卑称
・だんぽ(ごでさま):旦那
・ちくなぎる:切る
・ちゃっこい:小さい
・ちっこっぱず:小枝
・ちびきよ:急須
・ちゃせご:五月十四日の年中行事
・つかんばな:手鼻汁、手で鼻をかむ
・つっけすごと:口答え
・つく:学校に入学する
・つこ:乳
・つこえる:盆、膳に載せる
・つずこね:土いじり
・つずこまる:小さくなる
・つっぱりかえる:つっかえ棒をする
・つぶてえ:つまづく
・つめ:歳末
・つぶ:たにし
・つら:顔
・づらもの:にせもの
・つんだす:物を突き出す
・つんのめす:故意に後から押し転がす
・つんのめる:前のめりに転ぶ
・つんむす:燃やす
・でえほやろ:うそつき野郎
・でがさね:感心しない、意に満たぬ
・てそぞらすい:何にでも手を出している
・できそこね:出来損ない
・てっきり:多分
・でっけ:大きい
・てっぺん:頂上
・でたばた:忙しいさま
・てっぽうぶず:動物を捕まえる人
・てまどり:農家の年雇い人
・てから:ただで訪問する
・でぼで:大変
・でれっと:だらしなく
・てんこもり:山盛り
・てんで(ん):に 別々に
・てんよ:ところてん
・とうみぎ:とうもろこし
・ときたま:時折
・どげさいん:よけろ
・とすける:賭などに当てる
・としょる:老いる
・とぜんだ:退屈、寂しい
・とっける:取り替える
・とっけす:奪い合う
・とっこす:取り越す
・どっさりした:たくさん
・どでん:びっくり
・とのごす:追い越す
・とぶぐず:戸口、入り口
・とどろない:だらしなく
・とりっぱぐる:取り損ねる
・どんじり:最後
・どんころ:丸太棒
・どんぶく:綿入りはんてん
・なぎめそ:泣き虫
・なげる:捨てる
・なじょして:どうして
・なじょする:どうする
・なじょにもないない:どうにもこうにも
・なす:産む
・なですじ:崖
・なにっしゃ:何ですか
・なじょすたの:どうしたのか
・なまだら:怠け、またその人
・なんぼなんでも:理由もあろうが
・ぬさ:お前
・ぬったぐる:塗る
・ぬだばる:這う
・ねぇ:ありません
・ねぎりっぱな:どろっとした鼻水、(手でとる)
・ねっぱす:貼る
・ねっちゃ:ありません
・ねまき:丹前
・ねぷたい:眠い
・ねぼすけ:寝坊
・ねんねこ:子供を背負う着物
・のどばみ:喉にひっかける
・のさる:乗る
・のっつぉ:ぶらぶらしている能無し
・のっそ:野良犬
・のどぱげ:いつも
・のべずまぐなす:いつも
・のへっと:ぼんやり
・のめる(ぶんのめる):倒れる


・ばか:ものもらい
・はがいく:仕事がはかどる
・はすたっこ:不揃い、端数
・ばかすか:盛んに
・ばぐずぶず:博徒
・はしくらい:かけっこ
・はすり:台所の流し場
・はすべ:はし
・はしゃぐ:乾く
・はだす:裸足
・はせかけ:稲の乾燥法
・はっかけ:歯のないこと、またその人
・はだける:拡げる、皆さらい取る
・はたいも:里芋
・ばっつ:末っ子
・はっけ:占い
・はなぐら:いびき
・ばった:めんこ
・はなころせめる:出鼻を折る
・はねまる:飛び回る
・はらくっつい:満腹
・はらとけ:下痢
・ばんげ (ばんげきあった):夕方
・はんぱもの:一人前に認められる者
・ひざかぶ:ひざ
・ひしげる:つぶれる
・ひすて (ひひて):一日、一日中
・ひずる:からかう
・じだっぱな:低い鼻
・ひだりこぎ(ひだりぎっちょ):左利き
・ひっからびる:からからに乾く
・ひっくるげす:ひっくり返す
・ひっつげる:筋を違える
・ひっころぶ:ころぶ
・びっき:蛙
・ひとがたけ:一食分
・ひてこび:ひたい
・びでぇ:女も卑称
・ひまだれ:暇つぶし
・ひなくせぇ:きな臭い
・ひょろながい:細長い
・びりっけ:最後
・ふぐう:追う
・ふすぐい:ものもち、金持ち
・ふくだびっき:がまがえる
・ぶす:不器量者、だまり屋
・ふだん:たくさん
・ぶっかけ:物の先のかけた物
・ぶっける:卒倒する
・ぶっこげれる:打ち壊れる
・ぶったぎる:切る
・ぶっちゃぐ:壊す
・ぶっつらがす:散らかす
・ぶっつらがす:壊れる
・ぶったぐる:追い立てる
・ぶったまげる:大きな驚き
・ぶど:ぶゆ
・ぶんなぐる:投げる
・ぶんのぐど:(後頭部の下のところ)
・へがさ:塀
・へがす:はがす
・べご:牛
・へだくそ:劣ること、下手なこと
・へずる:削る
・べそっと:衰弱のさま、やせる
・べっか:分家
・べったらっこい:平たい
・へら:しゃもじ
・へらへら:よくしゃべる
・べろ:舌、帽子のつば
・ぺろ:うどん
・べろんこ:無料で入場すること
・ほいど:乞食
・ほぎだす:吐き出す
・ほったぶ:頬
・ぼっぱな(あおっぱな):大鼻汁
・ぼっこらぼ:突然
・はでなす:思慮深い間抜け
・ほうです:そうです
・ほだまる:温まる
・ほまず:へそくり
・ぼんだす:追い出す
・ぼんこ:大便
・ぼんち(もっこ):おどけ者
・ほろぐ:落とす、振り払う
・ほらふき:嘘つき
・まがってみる:のぞいてみる
・まぎめ:頭のつむじ、うずまき
・まげる:水などをこぼす
・まった:股
・まっぽい:眩しい
・までい:丁寧、倹約
・まですか:けちんぼう
・まなぐ:眼
・ままずぐ:吃る
・まゃう:弁償する
・まぶれる:汚れる
・まんず:まんじゅう
・まるぐ:束ねる
・まるめる:だます、まとめる
・みせえ:見なさい
・みずます:出水、洪水
・みだぐなす:不器量な者
・むがさる:嫁入りする
・むぐす:大、小便などを漏らす
・むつける:すねる
・むすずはしる:むかむかして気持ちが悪いこと
・むすけす:再び表に出す
・むすけろ:毛虫
・むせえ:容易ではない
・むっしょ:むしろ
・むずる:道路を曲がる
・むで:手荒い
・むなぐら:胸
・むんから:麦わら
・むんつん:ひねくれ
・めんぶん:目秤
・めんくせ:みにくい
・めんこい:可愛い、よい子
・めっこめし:芯のある飯、良く炊けない飯
・めくされ:眼病
・めったにごった:泣きっ面に蜂
・めちゃこい:ちいさい
・めめず:みみず
・めんこめんこ:愛撫する言葉
・めほ:目やに
・もうす:買物で店に入るときに言う
・もじゃくる:もみくちゃにする
・もじゃくれ:ひねくれ
・もぞこえ:かわいそう
・もだせぶり:もったいぶる
・もっちゃげる:持ち上げる
・もっきり:コップ酒
・やくざら:わざと
・やっき:握り飯、おにぎり
・やっしゃね:やるせない
・やげぽっぽ:やけ傷
・やっちゃめる:やっつける
・やっぱり:やはり
・やなあさって:明ヶ後日
・やなやなあさって:明ヶヶ後日
・やろこ:男の子
・やろめら:野郎達
・やんだ:いやだ、好きじゃない
・ゆがすい:気がかり
・ゆぎやげ:霜焼け
・ゆっける:結いつける
・ゆっけめ:紐の結び目
・ゆすぐ:すすぐ
・よいっぱり:夜更かし
・よおやぐ:やっと
・よがこい:欲深い
・よがした:良かった
・よくたかり:欲張り者
・よごさ:主人の座席
・よごちょ:横向き
・よずばれ:寝小便
・よっきり:酒に酔った人
・よってずぐ:寄りつく
・よっぴで:夜通し
・よどぼし:夜間、灯をともして魚をとる
・よばる:呼ぶ
・よわり:夜業
・よろける:よろよろする
・らんば:墓場
・らんぷかん:石油缶
・ろうず:小さな庭
・ろくでなし:ろくなものではない
・わがんね:いけない、出来ない
・わせる:忘れる
・わっか:輪
・わだ:魚のはらわた
・わっしゃすんな:いたずらすんな
・わらす:子供
・わらすこ:幼児
・わんばれ:ぼろ


方言を通して、歴史文化を知る。
方言を通して、
その土地がまた好きになる。
方言を使うと「あたたかみ」がある。使うと「落ち着く」など。人生の先輩方と会話をした際に、そんな事を言われた事があります。時代が変わり、メディアの発達と共に方言といった個性が失われつつあります。しかし、今回深く「利府の方言」に触れ、方言をきっかけに、その土地の歴史・文化をより深く知りたいと思うようになりました。
方言という地域文化を守る事も視野に入れ、ここに「利府弁」を保存しておきます。笑 宮城・利府に遊びに来る際は、一つでも方言を覚えていってくださいね〜〜!!


出典、語りによる「利府」
(吹き出し文章はフィクションです。笑)
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